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王の帰還:ロールライト・ストーンズ


イギリスの北コッツウォルズに、The Rollright Stonesという先史時代のストーン・サークルがあります。

石自体の大きさは、ストーンヘンジに比べるとかなり小さく、円そのものも直径31メートルと、こぢんまり(といっても、運ぶのは相当大変だそうですが)しています。地元特産のジュラ紀の石灰岩でできているので、これまた石の出どころに謎の多いストーンヘンジとは一線を画します。時代的には紀元前3500年から1500年頃のものと言われています。

メインのサークルはKing’s Men(王の兵士)と言われ、少し離れたところに一つ石のKings Stone(王の石)があり、その近くにいくつかの石が寄り添うWhispering Knights(ささやきの騎士)があります。

その名前の由来は、土地に伝わるこんな民間伝承によります。

「王とその騎士、そして兵隊の一行がこの土地を通りかかったときに、一人の魔女に出会い、彼女はこう言う。王よ、ここから大きく7歩歩いて、ロング・コンプトンの村が見えたら、あなたはイングランドの王になりますよと。騎士や兵隊が相談を始めるまもなく、王は村の方に向かって大胆に7歩歩くのだが、7歩目に地面が盛り上がってきて、村が見えなくなってしまう。魔女は笑うと、たちまち王の一行を石に変えてしまう。王は孤独な一つの石になり、兵士たちは円状の石に、そして相談をしていた4人の騎士たちも寄り合うように石になった。魔女自身は、大きな老木となってそこに止まった」と。

私がサークルに立ったとき、最初はエネルギーの滞りがあったのですが、そのうち、土地の精霊たちが打ち解けてきてエネルギーが動くようになりました。土地の精のうち、代表格は、銀色の光をまとったキツネか貂のような様子をした動物でした。そして土地全体を守っているのは、大きな女性性でした。

繋がってみると、こんな情報が降りてきました。

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ある王の一行が、ここを通りかかりました。そのとき7名の騎士たち、そして大勢の兵士たちと一緒だった王は、騎士の一人に謀反を起こされ、戦いの末に破れ、命を失います。

なぜ王は裏切られたのか。

実は、王は自身の妃との婚礼に祭して、女の意思に反して無理やり結婚しました。しかし彼女の心は、ある騎士とともにあったのです。

騎士は大勢の人の支援を受けて、王を倒しました。王はもともと邪な心の持ち主だったので、人心は彼とともにはありませんでした。

彼女を取り戻した騎士は、その後、国の王となって立派に統治し、末長く幸せに暮らしました。

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Whispering Knights(ささやきの騎士たち)は、ですから、王から妃を奪還する相談をしている騎士たちの姿です。タイトルに「王の帰還」としましたが、この騎士こそ、本物の王たる資質を持っている人だったのですね。また伝承にある「7歩歩いて・・・」というのは、7人の騎士を表しているのかもしれません。7歩目で妨げられたわけですから。

ロールライト・ストーンズでは、何かがリセットする感覚がありました。ゼロ磁場と同じような力があると思います。だからストーンサークルが築かれた。

この本当の物語が降ろされた今、この土地はますます活性化し、今後、もっと注目されていくことになるのでしょう。

ちなみに・・・ですが、人気のなかった王様の方ですが、その後の転生で「良い王になる」と決めたみたいで、のちにイギリスの王様の一人になったみたいです ^^


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