クレオパトラの夢


クレオパトラといえば、ローマのユリウス・カエサル/ジュリアス・シーザーとの政略的なパートナーシップで有名ですね。そして彼の死後は、アントニーとの激しい恋。女を武器に君臨したエジプトの女王・・・それが歴史で知られている物語です。でも、真のクレオパトラ像ってどんなものだったのでしょう? 

プトレマイオス朝エジプトを存続させるため、勢いのあったローマのカエサルに身を寄せたのはよかったのですが、彼はうんと女癖の悪い男性だったようです。権力を振りかざして「すべての女は俺のもの」とでも言いたげな、そんな男性性の権化のような存在。クレオパトラ自身は正史で言われているほどカエサルに執着はなく、本当はただ自分だけを見てくれる男性を探し求めていた・・・。

一方のアントニーは気がよく、おっとりとした優男タイプ。とてもモテた人で、彼と一緒になりたがった女性はたくさんいたようですが、彼はクレオパトラを選んだ。「クレオパトラは絶世の美女ではなかった」という歴史的な見解もたくさんあるようですが、実際の彼女は・・・立ち振る舞いの美しい絶世の美女だったようです(笑)。ただの美人ではなく、人を惹きつける類い稀な魅力を持った女。そしてクレオパトラ自身も、アントニーを愛した・・・。

大きな歴史の流れの中で、エジプトのファラオとしての威厳を保ったまま、最期は儚く散った・・・そう言われています。

では、クレオパトラの真実の物語をおろしてみましょう・・・

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クレオパトラ7世がどんな女性だったかというと、エジプトの行く末を思慮深く考える、穏やかな性格の賢女だったそうです。自身のプトレマイオス王家が繰り広げてきた恐ろしい家族間の争いについても、なぜそのようなことを行う必要があったのか全く理解に苦しみ、心を痛めていた。つまり、歴史で囁かれている悪女伝説とはほど遠い、たいへん思慮のある人格者であったとのことです。

また非常に愛情深く母性が強い人だったようです。とても子どもが欲しかった。そして授かった最初の子ども・・・カエサルとの間にできたと言われているカエサリオンですが、実は彼は、アントニーとの子どもなのだそうですよ。

アントニーとクレオパトラは、出会いの時からずっと、惹かれ合う恋人同士だったようです。クレオパトラはカエサルとの関係を始める前からアントニーと愛し合う仲だった。アントニーとの子供を宿したと悟った頃、彼女はエジプトを守るためにその子どもをカエサルの子であると宣言します。そしてアントニーとの関係も少しの間、おやすみとなります。

カエサル亡き後、公然とアントニーと付き合えることになり、彼らは束の間の幸せを噛み締めました。クレオパトラはアントニーが愛しくてたまらず、また一直線の愛を所望しました。しかしアントニーは正妻との関係や、ローマ人であることによって、彼女が本当に欲しい形で愛を与えることはかないませんでした。嫉妬したり、駆け引きをしたり・・・互角で激しい心理戦を繰り広げていたようです^^ 互いに愛しているのだけれど、自分の思い通りにならない辛さ・・・そんな印象を受けます。

そして正史では、アントニーはクレオパトラが死んだとの誤報を聞いて自殺し、それを聞いたクレオパトラが後を追うように自殺した、とあります。

でも実は・・・二人とも生かされていました。

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アントニーにとっては当時の敵、カエサルの甥であり、三頭政治の一頭であったオクタウィウス(後の初代ローマ皇帝)が、二人の逃亡を手引きしたのです。なぜか・・・それは、二人の真実の愛に心を打たれたオクタウィウスが、なんとか逃してやりたいと思った・・・つまりオクタウィウスが人情家だったから、と言いたいところですが、それとは別にもう一つ、理由がありました。それは、クレオパトラがことあるごとに「エジプト王家の血筋を絶やしてはいけない」と繰り返していたからです。

オクタウィウスによるこの計画には、支持者もいました。そして、その計画はすみやかに実行されました。(クレオパトラが突然戦いから身を引いて、アントニーがそれを追いかける。そして10日と間をあけないうちに互いが自殺で生涯を閉じる・・・正史に残る全てが、二人を逃すための筋書き通りだったのかもしれません。)

無事に逃がされた二人が向かったのは、ギリシャのマケドニア地方でした。表向きは完全に死んだことにされた二人の旅は、穏やかで楽しいものだったようです。なぜマケドニアだったかというと、アレクサンドリアという聖地を失ったクレオパトラは、自らのルーツへと戻って行かざるを得なかったから。

マケドニアといえば、アレクサンダー大王の出生地です。そもそもエジプトのアレクサンドリアは、アレクサンダー大王が築き上げた文化都市でもあります。アレクサンダーは東方に遠征した際、アケメネス朝ペルシャを制圧しますが、その際、最後の王となったダレイオス3世の娘、スタテイラ2世を娶りました。二人の間には一人娘が誕生し、その子の子孫がのちに繁栄していきます。そして、そのうちの一人がプトレマイオス朝に嫁いでいるのです。つまり、クレオパトラ7世はアレクサンダー大王の血を引いているのですね。

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旅に疲れた二人が落ち着いたのが、チグリス・ユーフラテス川の恩恵を得られるアッシリアがあったあたりだそうです。ちょうど紀元前1世紀頃のお話です。「普通の女として生きたい」。そう願っていたクレオパトラの思いは、叶ったのです。

「私たちは絹を売る行商人になりました。幸せな家庭を築き、何人かの子どもにも恵まれました。」

エジプトのファラオとして政治に明け暮れたクレオパトラも、のちに女性としての幸せを手にしたようです。彼女は自らをイシスに重ねていました。太陽を司る女神。クレオパトラの本体ですね。

ちなみに・・・彼女の本当の魂の伴侶(ツインレイ )は、アントニーではなくてカエサルの方だったんですw アントニーは、ツインソウルのような存在。カエサルがあまりにも粗暴すぎてクレオパトラの不評を買い、二人はまだ完全に一緒にはなれなかったんですね〜(笑)。ツインレイと一緒になれなくても、優しいツインソウルと幸せな人生を送ることもできます。長い魂遍歴、いろいろありますって ^^


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