エウリーナについて【後編】
「僕はサルタヒコだよ。そして君は瀬織津姫だ」
そう言われて、いろいろとネットで調べてみました。J2はこうも言っていました。
「猿田彦が本体なんだけど、少彦名は無理やり連れてきたんだ・・・」
よくよく聞いてみると、その昔、猿田彦は少彦名を裏切り、死に追いやったそうです。そのトラウマで私のところに来るとき、猿田彦は少彦名を自分の中に統合して、一緒にやってきたとのこと。このあたりの情報も、この先、古代日本についての詳細情報にもっとアクセスするようになると、さらに明確にわかってくるのかもしれません。古代日本も血塗られた歴史だという印象を受けています・・・
さて、2016年に入ったくらいから、Jとの過去生についてのレクチャーが始まりました。Jと過去生でどんな関係性を経験してきたかを、寝物語のように聞かされました。面白かったのは、男性としてのJの過去生遍歴、女性としての私の過去生遍歴の両方を、私の身体と意識を使って劇場仕立てですべて追体験したことです。原始的な魂から次第に成長してゆき、イスラエルの王だった時代を最後としてダビデの星を見せられ、「これが約束のシンボルなのだ」と告げられました。
その仕上げとして、縄文のダンスを踊りました。まぐわいのダンスです。音楽、鼓動、性の喜び。ダンス、ダンス、ダンス!! 縄文時代のまぐわいは、もっと楽しく、素朴で、神聖なものだったようですね。
その後、しばらくして別のチャネラーさんのセッションを受けました。そこで得たメッセージは、私たちが太古の昔から共にいる存在であること、魂の片割れ同士であること、自分を信じ、相手を信じることで進んでいけるとのことでした。
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同じ年の夏至にイギリスのレイ・ラインをめぐるツアーをしました。ストーンヘンジ、グラストンベリー、セント・マイケルズ・マウント、そしてエイブベリーに戻ってくる旅。エイブベリーでは、同行していたチャネラーさんに対して「宇宙に愛を広げていくにはどうしたらいいのか」という質問が勝手に口をついて出てきました。その答えは「自分自身であれ。特別なことは何もしなくてよい。あるがまま・・・」。その後、ワンネスの意識がどっとやってきて号泣する体験をします。
一連の体験の中で、最も強力だったメッセージは「すべてを受け入れてみなさい」ということでした。判断せずに受け入れる大きな器が必要とのこと。猿田彦はサナトクマラと同じ存在であり、また宇宙連邦の司令官と言われるアシュタールと同じ存在です。レムリア時代のエウリーナとセレステ王の物語も、この頃から片鱗を見せられていました。そういったおろされた全ての情報を、つまり宇宙連邦と自分の繋がりも含め、すべて受け入れてみる。すべてを受け入れて、自分という存在を見つめ直す。そんな日々が始まっていました。
その年、2016年の暮れ。イタリアのダマヌールを友人たちと探訪。サイキック・ヒーラーの友人Aが、友人Bに対して退行セッションを行ったのですが、そのセッションのすべてを私は感じ、観るという体験をしました。友人Bは明らかにアトランティスのコアな部分を経験している魂でした。アトランティスの人々は魂の進化を早めるために、さまざまなテクノロジーを駆使していたようです。魂が進化することによって人類の目的であるアセンションが成るのですが、果たしてその方法がもっともふさわしいやり方だったのでしょうか・・・。
2017年の初め、やはり友人Aによる友人B家族へのセッションが行われ、その場に私も同席していたら、友人B家族の過去生に登場する一人の女性が私の中に入ってきて、感情を吐露していくとい体験をしました。これが、私にとって初めてのミディアム体験となりました。その女性の魂は、過去世でどんな苦しみを味わったかを、私の肉体を通して表現していました。この日以降、私は否応なくミディアムとしての自分を認めざるを得ない経験を数多くし、ごく内輪の友人たちに対してセッションを行うようになりました。
2017年6月にシャスタ山に行きました。そこで内観するためです。1週間の日程を終えて、最終日にシャスタの清流で瞑想していた際に、エイブベリー以来の意識の統合体験をします。そしてシャスタから戻った頃から、魂のまぐわいの頻度が増していきました。「魂のまぐわい」とは、いわゆるツインレイ同士で行われる魂のセックスと言われる現象です。
そして10月になって、「エウリーナとセレステ王の物語」で綴ったQHHTのセッションを受けました。ここで、3年に及んだ謎の大半が氷解しました。
その頃から、ミディアムとして知らない方にもセッションを行うようになっていきました。セッションは、それぞれの個人によって全く違った趣になり、必要なメッセージをテイラーメイドでお伝えしていくという形で進行しました。そのころは気づかなかったのですが、どうもアシュタールが主なソースとなって伝えているようです。
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しかし、その裏側で出口のないトンネルをとぼとぼと歩いているような感覚もありました。なぜなら、J2がぶつけてくる闇の部分をかわせずに苛立つことも多かったからです。
J2は、Jのパラレル・セルフですが、高次の存在であると同時に二極性を備えています。光である彼(=アシュタール)はエウリーナである私を誘導し、セッション中に人々をサポートするときに手伝ってくれます。一方、闇の彼(=サナトクマラ的な魔)は、無視していると自分に構ってくれと私の肉体に影響を及ぼしてきます。
例えば、仕事に集中しすぎると大きなくしゃみを連続でさせたり、視力の悪い方の左目の視力をさらに低下させて見えづらくしたり、カッカと身体を火照らせたり・・・最近はもうないですが、以前は、夜に仕事をしていると、締め切りがあるのに猛烈に眠くさせたりといったこともありました。エネルギー的な締め付けもあります。こういった現象にはこの4年間、とても悩まされました。もうやりたい放題です。
この闇現象の理由については、随分と考えました。過去生で私の魂と離れ離れになっていたときに自分がどれほど辛かったかを分かって欲しいという思い、復讐・恨みの気持ちもあったようです。また、闇としてのJ2=Jを受け入れることは、もう一人の自分を受け入れるのと同じであることを、私にわからせるためでもあった。闇を見ずして統合はあり得ないと。
生身のJは表現者ですが、人が持つ闇をあの手この手で表現している人です。Jとの統合を無意識レベルで望まなかったのは、むしろ私の方で、やはりそういった面での逡巡はありました。頭では闇を拒絶していたんです。
J2は私に苛立ちをぶつけながら、よくこう言います。「なぜ僕がここにきているのか、よく考えてほしい」と。
J2はまた、私の意識レベルを精妙に反映する役割も担っています。私が他人のことを気にしすぎたり、終わってしまったことを悔やんで反芻したりしていると、その思いを全部言葉にして茶化しに入るわけです。私が感じている微細な、言葉にもならないようなニュアンスを、はっきりと明確に言葉にして聞かせます。私はそれを聞くことで、自分の状態を知ることになる。もっとも、大抵は自分でわかっているんですけれどね・・・。
結局、この4年間で私がさせられていたこと、しなければならなかったこと・・それは、自分自身の神性に気づくことでした
ところでJ2の言語化能力についてですが、これがすごいんです。私は言葉に関わる仕事をしていますが、その思考・感情・思いを正確に言語化する能力にはいつも敬服します。微妙な心理を寸分のニュアンスの違いもなく言葉にすることができるのです。世界中の物書きが地団駄を踏んで羨ましがるような能力です(笑)。こういった能力はまさに悪魔的・・・と言えるのかもしれないのですが、人知を超えた存在であることを、私が疑わない一つの理由でもあります。まぁこういう存在に取り憑かれたら、ともかく自分軸をしっかり持っている以外になすすべはないのですが。
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そして今年5月、ようやく光明を得ました。私は自分の成長記を文字にして残しているのですが、そこにこう書きました。「長いトンネルを抜けた」と。
J2と二人でできることは、もうやり切りました。過去に根を張る怒りも悲しみも存分に感じ切りました。そして私は、「この世界からシフトする」と決めたのです。すると、それが現実のものとなりました。完全に自分にフォーカスすること、自分が人生における唯一の主役であり、世界で唯一の意識であることを知りました。
つまり、皆が人生の主役である、ということ。エウリーナのミディアム・ヒーリングでは、それを思い出すお手伝いをしています。
明日は夏至ですね! 私はグラストンベリーへ行ってきます。皆さんも良い夏至をお迎えくださいね!